2011年05月10日

はたらくということ:天職と転職①




第2回目のキャリアインタビューは
「天職」とは何か、
そして「転職」がテーマです。

若い人はなぜ、仕事を辞めてしまうんだろう?
辛抱が足りないんではないか?
そういったイメージがあるかもしれません。

でもなぜ、転職しようと思ったのか?
会社側の課題はないのか?
さまざまな視点から見ていくことが必要です。

天職を求めて転職する若者も多い中、
実際に行動してみてどうだったのか、
プロセスをうかがってみました。



W:「まず、どんなお仕事をしていらっしゃったんですか?」


Bさん:「はい。就職したのは高校卒業後すぐです。
地元の中小企業に、営業職として2年あまり勤めていました。
主に事業主様を対象にした、法人の新規開拓営業でした。

『やるなら1番になりたい。認められたい。』
という想いが強く、
期待値を上回る結果を出すため、
がむしゃらに走り続けた毎日でした。」



W:「目標に向かって頑張っていたんですね。」


B:「はい。ただ、夜遅くまで働く事も多く、
平日は目の前の目標を達成させることだけに
時間と体力を使い果たしていたので、
ゆっくり立ち止まって考える余裕やゆとりは
まったくない状態でした。

でも、人を相手に働きかける仕事なので、
毎日違った課題があり
毎日何らかの得られるものがある、
忙しくも充実した日々だったと思います。」



W:「自分なりに成果を感じていたんですね。」


B:「はい。営業の仕事自体は
相手に喜んでもらえるために何ができるかを考えて
取り組める範囲が広く、
そこにやりがいや喜びを感じられる、
自分にとても合っている仕事だったと思います。

今振り返っても、
たくさんの人に成長させてもらった2年間でしたし、
最初の就職で
“大変だけど、この仕事が好き!”
と思える職種に出逢えたことは本当にラッキーでした。」



W:「では、本題ですがなぜ転職しようと?」


B:「自分の足で人との出会いを創る毎日は充実していたし、
営業職はこれからもずっと、
続けていきたいと思っていました。
目標となる上司にもめぐり合い、
売上の達成やトップ賞の獲得、昇給など
ようやく会社でも自分の居場所が確立されてきた
大事な時期ではありました。ただ・・・・」



W:「ただ?」


B:「・・・入社当初から、
実は密かに会社の方針に違和感がありました。
営業ですからある程度は仕方ないことなのかもしれませんが・・

目先の利益を優先するあまり
商品力、価格、サービスにおいて、
お客様の視点がおざなりになっていたように思います。

会社に対しては数字できちんと結果を残し、
同時にお客様にも“任せてよかった“
と思っていただけるよう
自分なりに工夫して取り組んできたつもりですが。

個人でできることには限界があり
“このまま続けていてもお客様に迷惑をかけてしまう”
と考えるようになりました。



W:「うーん、それは辛かったですね。」


B:「はい。
このままお客様を増やしていくことが良いことなのか、
いつも不安と葛藤がありました。

最初は結果を出すことだけに焦点をあてて
頑張ってきましたが・・・・

だんだんと結果が伴い、
周囲に認められるようになるにつれて
『同じ信頼していただいて契約をいただくなら、
しっかりしたサービスが提供できる環境で仕事がしたい』
と思う気持ちが大きくなり・・・・

やがて、退職を決意しました。」


②に続く


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Posted by ひめじキャリア勉強会  at 07:12 │Comments(0)天職と転職

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