2010年10月23日

有給休暇はどうやって取る?

Q.上司に有給休暇を取りたいと言ったら、
  「旅行で休む?こんな忙しい時に何を考えとんや!あかん!」と言われました。
  有給休暇を自由に取ることはできないのですか?





A.原則として、付与された年次有給休暇をいつ取得するかは、
  労働者の申し出によって決まります。
  ただし、雇い主は、事業の正常な運営に支障が出る場合
  (誰が見てもその時に休まれたら、会社が正常に運営できないという
  具体的な事情のある場合)は、他の日に変更するように労働者に
  求めることができます。
  なお、どんな理由で取得するのかは、労働者の自由ですので、
  雇い主は利用目的に干渉してはいけません。



年次有給休暇は、本来働かなければならない日に、
労働者が仕事を休んでも、その日の給料が保障されるお休みです。
そのため、もともと休みになっている日に、年次有給休暇として
給料の支払いを求めたり、使わなかった年次有給休暇を買い取ってくれるように
求める権利はありません。


労働者が働き始めて半年間継続して勤務し、勤務が予定された日のうちの
8割以上出勤した場合に、次の年次有給休暇が法律上当然に付与されます。

勤務  6ヶ月経過後、 10日
  1年6ヶ月経過後、 11日
  2年6ヶ月経過後、 12日
  3年6ヶ月経過後、 14日
  4年6ヶ月経過後、 16日
  5年6ヶ月経過後、 18日
  6年6ヶ月経過後、 20日

※ パートやアルバイトなど、週の所定労働時間が30時間未満の方は、
 週の所定労働日数によって、付与日数が異なります。

※ 付与されて2年経つと、原則、時効により権利が消滅します。



原則として、付与された年次有給休暇をいつ取得するかは、
雇い主は決められず、労働者の申し出によって決まります。
そのため、年次有給休暇を取得するには、必ず雇い主に
取得日を伝える必要があります。

年次有給休暇の取得を希望する場合は、原則として、
事前に連絡しなければならないので、始業時刻を過ぎてから連絡した場合は、
当然にその日が年次有給休暇になるわけではありません。
(会社のルールによっては、無断欠勤扱いとなることもあります。)


また、退職直前に、
残った年次有給休暇をまとめて取得する方法も認められてはいますが、
事前の調整なしにこのような取得をすると、業務の引継ぎなどをめぐり、
労使間でトラブルが起こりがちです。
あらかじめ会社と調整するか、できるだけ余裕をもって取得することが
望ましいでしょう。





タグ :有給休暇

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Posted by ひめじキャリア勉強会  at 15:18 │Comments(0)社労士和田健の若者労務ステーション

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