2011年02月18日

はたらくということ:OLからアロマへ③



②から続き

OLからエステ・アロマ業界に転職したAさん。
その道のりは、決して平坦ではなかったようです。
勤めていた組織から離れ、
ゆっくりと将来を考え始めたそうです。


W:「ご自身のサロンを持つことで、考える時間を持ったんですね。」


Aさん:「はい。ですが、それは一時的で。

その後はお客様の縁で、某新規立ち上げサロンの
オープニングスタッフとして勤務することになりました。
再び立ち上げから関わり、
備品準備や運営体制づくりにも加わりました。

心のリハビリ期間だったように思います。
ここでの人の縁は非常に濃かったし、
スタッフとは生涯、縁がつながっていくだろうと思ったし、
この出会いのために集まり、一緒にやった気がします。

オーナーは元看護士で、経営に関する知識・経験はゼロ。
はじめに資金をほぼ使い切り、無給の日々もありましたが・・・・
やりきった感があります。

色んな経験を経て、ようやく地元や親と向き合える気がした時期でした。」




W:「地元にも、目を向けてみよう、と?」

Aさん:「はい。その後、地元に帰りました。
取引先であったメーカー系列のアロマ販売店で働くことになりました。」



W:「地元に帰って、いかがでしたか?」


Aさん:「地元へ帰ってきてたとはいっても神戸に勤務しました。
まだどっぷり地元、に対する抵抗感はありました。

このメーカーは、前職の店舗で私の意向で扱っていたので、
そこで勤務できたことが嬉しかったです。

店長への道も示されましたが、
自分の時間を確保したいという思いがあって、辞退しました。
まだ色んな迷いやトラウマがあったのかもしれません。

そういった意味では自分の能力を100%発揮していなかったと思います。
プライベートを大切にしていた時期でした。

今も正直、模索中の部分はあります。
でも今の私にとっての『仕事』とは、『今、自分にできることをすること』

地に足をつけて、経験を積み、自信をつけ・・・
『自分はこの道でいく!という準備』をするところです。」



W:「様々な経験を通して、今のご自身から見て、
過去の自分や、若者に対して思うことは何ですか?」



Aさん:「そうですね・・・・。
人は、働く中で色んな価値観を持って、
新たな自分を見つけていくと思うんです。

1年目、2年目、3年目…と、
その時々に応じて課題はどんどん出てきますが、
それは外の環境に出来た壁だけではありません。
でも、乗り越えることで、自分の心の中にある【壁】も
きっと乗り越えていけると思うんです。

『若い時の苦労は買ってでもしろ』

この言葉は、私の座右の銘でした。
だから、20代の苦労は私の財産だと、今は思っています。
人から見てどうであろうと、自分にとっては、大切な。。。。。

その価値観って、大事だと思うんです。

苦悩は、1人で抱えず、色んな人とかかわったり、
相談することで解決の道が見えることもあります。
私自身も自分らしく、充実した人生を送っていきたいし、
多くの若者が、そうであって欲しいと心から願っています。」



Aさん、ありがとうございました。
  


Posted by ひめじキャリア勉強会  at 09:13Comments(6)OLからアロマへ

2011年02月17日

はたらくということ:OLからアロマへ②




①からの続き


新卒で勤めていた建設会社を、
「自分を変えてみたい」という想いもあって、
全く未経験のエステ業界に転職したA子さん。
店長職にも抜擢されたのですが思ったようにいかない日々。
その後・・


W:「不安な日々だったんですね。その後は、どうされたんですか?」


Aさん:「有期契約だったため、
一旦契約が切れたことをきっかけに派遣勤務に切り替え、
働きながらアロマの勉強をすることにしました。
どちらかというと、勉強を生活の中心に置きました。
アロマスクールへ通っている時は希望にあふれた日々でした。

卒業と同時にスクール系列でもある直営店勤務も決定していたので
派遣期間もその時期に合わせていたところ、
院長が納得するテナントが見つからず、暫く仕事がない状態に。。。。

つなぎの3ヵ月間は様々な仕事を単発業務で見つけては働く、
といった綱渡りの日々でした。

この時が一番経済的な不安に押しつぶされそうでしたが、
まだ希望があったため、なんとか乗り切った感じでした。

スクールへ通いながら、
『おや?』と思う節はいくつかありましたが、
“希望”が大きすぎ、その疑問に目をつぶっていた気がします。
きちんと、『組織としての雇用先』を見ようとしていなかったです。」




W:「希望が大きいと、冷静な判断が難しい場合もありますね。」


Aさん:「はい。今思えば、計画性がなかったなと反省する所です。
その後やっと、アロママッサージのサロンスタッフとして、
直営店での勤務になりました。

経済的不安からようやく抜け出せる安堵でいっぱいでした。
オープニングスタッフとして、備品を揃えるところから始まり、
店名や配置を考えたりすることにも加わりました。
皆で作り上げていく感じでしたが、
どこか現実感がなかった気がします。



W:「現実味、というと・・・。」

Aさん:「頑張ってはいたのですが。。。。
オープン当初は無休・フルタイムで頑張りました。
人が加わるにつれ、シフト制になり休日もとれるようにはなりましたが・・・・。

施術に対するサポート面では、他の直営サロンとは差をつけられました。

日々お客様の症状に対する疑問に答えようと報告しても
上の先生からのフィードバックはほとんどなく、不安でした。
ミーティングは店舗運営に関する内容ばかり…。
自分が行っている施術に対する不安を抱えていた日々でした。

自分の立場・先生の立場・組織の立場や、
その時の自分の人間的レベル・先生の人間的レベル・組織のレベル・・・・

あの頃から1年、2年と経つにつれ、今は冷静に判断できますが、
当時はそんな判断が出来ていませんでした。
色んな要素があったにせよ、あの時の判断や選択を誤った部分は、
後悔の気持ちが若干、残っています。」



W:「転機の際の選択は、難しい部分がありましたね。
その後は、どうされましたか?」


「結局は独立して、
自分でアロママッサージサロンの運営を始めました。

気持が完全に折れてしまいましたが親の元へ帰る時期でもなく、
一人でのんびりやろう、と始めました。
場所は知り合いに無償で提供頂きました。

気持ちの整理をつけるための休養期間のような感じもあり、
正直なところ、生涯そこで…という気持ちはありませんでした。

自分が食べていくだけのお金と、自由な時間があり、
のんびりとこの先について考えることができた時間でした。
場所を提供してくださった方へのご恩は、一生忘れないです。


③へ続く  


Posted by ひめじキャリア勉強会  at 09:31Comments(0)OLからアロマへ

2011年02月16日

はたらくということ:OLからアロマへ①



「若者キャリア支援ネット」は、
働くことや生きることに懸命な若者を応援しています。

そこで、そんな若者へのメッセージとして
今まさに「しごと」と「じぶん」に向き合っている20~40代の方から
リアルな経験談を寄せて頂き、発信していきます。


有名人の成功話や栄光経験ではなく、
ほんとに、フツーに、「今」の「ここ」を生きてる人。

頑張ったり、失敗したり、楽しかったり、嬉しかったり、
でもちょっとしんどかったり、それでもまた、頑張ったり。
そんな自分を、自分で励ましながら・・・
今日を生きて、明日を信じる、リアルな自分。

そんな、素直なメッセージを掲載したいと思います。


記念すべき1人目の方は、30代前半女性のAさん。
旧:氷河期と言われた世代です。

新卒で建設会社に就職するも、その後、アロマの世界に転職。
様々な経験をした彼女に、インタビューさせて頂きました。




若者キャリア(以下W):「卒業してからこれまでの経歴をお聞かせください」


Aさん:「はい。1社目は、大学卒業後 教授の推薦で建設会社へ入社しました。

業務内容は、分譲マンション(自社物件)の受付・案内業務や、
ウィークリーマンション業務のシステム化、グループホーム立ち上げに向け、
行政への手続き書類作成や現場監督の補助業務でした。
職種でいうと、営業事務です。
見積書のデータ入力・経費処理などが主業務でした。



W:「その時は、どんな想いで働いていましたか?」


Aさん:「社員100名ほどの中小企業で、社長との意思疎通が取りやすい環境でした。
社会人1年目で色々な業務を経験させていただきました。

『社会の仕組みを変えたい!』『談合をなくす!』
という社長の熱い思いに刺激を受けつつ、
『自分がここで出来ることは何だろうか?』
と、実は日々模索していました。

社員の自立を重んじる会社で、
“自分が世の中で、自分の足で立って生きていくにはどうすればいいか”
このことをよく考えている環境でした。

そんな中、自分の未熟さにいつもしょんぼりする毎日でした。。。」



W:「社長や廻りの環境は素晴らしいけど、自分はというと、
というところで行き詰ってたのかな。」


「・・・そうですね。当時は。
今、振り返って思う事は・・・
入社1年目・建設に関する知識は座学で学んだことのみ。
真っ白な状態の私の能力を色んな部署で経験し、
試してくれた社長には感謝の思いでいっぱいです。

とても変わった会社でしたが(笑)
社員一人一人の持ち味を生かそうとしてくれていたことは伝わってきており、
この会社に社会人1年目で出会えた事に感謝してますね。

ですが・・・その後、色んな想いが湧き上がり、
エステティックサロンに転職してしまいました。」



W:「思い切ったんですね。
でもどうして、【転職】だったんですか?」



Aさん:「・・・初めて、自分の足で立ってみよう、
親の目を気にするのはやめよう、と思ったんです。
今から思うと、きっと自分を変えたかったんでしょうね。

偶然知った、アロマやエステといった、
全く違う世界に飛び込んでしまいました。

これまでの自分は世間体を気にして、
サービス業や癒し業界へ自分が行くなんて出来っこない、
と思っていましたが、
前職で日々、自分の未熟さを感じていた思いをどうしかしたい、と。

ようやく自分の道を一歩踏み出した感じでした。
横浜のエステティックサロンへ入社し、
店長業務まで任されることになりました。」



W:「大抜擢ですね。」

Aさん:「はい。・・・が、人生うまくいかず(笑)
希望していた勤務地ではなくなったり、
初めての業界でいきなり一人での勤務になったり・・
そもそも、面接でも決意より不安が勝ってしまったなあ、など。
色々考える日々でした。

『これでよかったんだろうか・・・?
でも後戻りできないし・・・後戻りしたくないけれど、これから先どうしよう・・・』

そんなことを毎日考えつつ、目の前の目標達成金額へ向け、
やらねばならないことを一人こなしていく日々でした。
生まれたての子牛のような状態(笑)だった気がします。。。。

初めての地で、自分のやりたい思いだけで飛び込んだ世界。
でも自分のやりたい事はまだ何も始まっていなくて。

転職当時は思い通りにはいかない日々を、
不安だらけになりながら過ごしていた感じでした。」


②へ続く  


Posted by ひめじキャリア勉強会  at 14:43Comments(0)OLからアロマへ